季節の健康と食秊
◇第15回
骨密度の低下を防ぎ、骨粗しょう症を予防しよう!
日本人にとって、カルシウムは唯一摂取量が不足した栄養素で、骨密度は20才をピークに加齢とともに減少します。特に女性は、男性より骨量が少なく、閉経後は骨からカルシウムの溶出を防ぐ女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少により骨粗しょう症になりやすいと言われています。今号では、骨密度を維持して骨粗しょう症を予防する食生活をご紹介しますので、早速実行して丈夫で健康な骨を保ちましょう。
■骨密度とは:骨に含まれるカルシウムやリン・マグネシウム・ナトリウムなどのミネラルの量のことを言い、骨密度が低くなると骨がスカスカになってもろくなり、骨粗しょう症になり骨折しやすくなります。
■骨密度の低下を防ぐには?
1.カルシウムの摂取:最低1日に600mg、閉経後の女性は1000〜1500mg摂取しましょう。骨の成分は新陳代謝で毎日新しいものと入れ替わっていますので、毎日の食事でしっかり摂ることが必要です。
2.カルシウムは吸収され難い栄養素ですので、吸収を促進するビタミンDとビタミンKを、カルシウムと一緒に摂りましょう。
3.日光浴をしましょう:日光にあたることにより、摂取したビタミンDが活性化してカルシウムの吸収を促進します。
4.適度な運動をしましょう:骨に適度な負荷をかけることにより、骨の形成が活発になり、丈夫になります。
5.食塩や糖分の摂り過ぎはカルシウムの排出を促進しますので、過剰摂取に注意しましょう。
6.特に閉経後の女性は、エストロゲンの減少により骨密度が低下しますので、カルシウムと、エストロゲンと同じような働きをするイソフラボンの摂取を心がけましょう。
■骨密度の低下を防ぐ栄養素
1.カルシウム:特に吸収率の良い牛乳やチーズ・ヨーグルトなどの乳製品、その他、小魚類、いわしやあじの干物など
2.ビタミンD:まぐろ・いわし・さば・さんまなどの背青魚、卵、きくらげ、干ししいたけなど
3.ビタミンK:納豆、乾燥わかめ、抹茶、パセリ・しそ葉・モロヘイヤ・春菊などの緑黄色野菜など
4.イソフラボン:きな粉・凍り豆腐・油揚げ・納豆・みそ・豆乳・豆腐などの大豆加工品
5.クエン酸:お酢やレモン・梅干し・酸味のある果物などに含まれるクエン酸は、胃液の分泌を促進して食品中のカルシウムを溶かし、腸からの吸収を高めますので、カルシウムを多く含む食品と合わせて摂ると有効です。
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