季節の健康と食秊

◇第16回
コレステロール値を下げて、動脈硬化を予防しよう!

食の欧米化が進んで動物性食品の摂取量が増加し、約30年前から日本国民の総コレステロール平均値は増加傾向にあり、高コレステロール血症者(コレステロール値が標準値220mg/dl以上)が増えているとの調査結果が報告されています。
高コレステロール血症が続くと、動脈硬化・脳出血・心筋梗塞・胆石などを起こしやすくなります。そこで今号では、コレステロール値を下げる食生活についてご紹介しましょう。

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■コレステロールは悪者じゃない!
コレステロールと言うと、悪者イメージをお持ちになっていませんか。コレステロールは、細胞膜・ホルモン・消化吸収を助ける胆汁の基となり、人間が生きていく上で不可欠な存在です。ですから、コレステロール値は低ければ良いというものではなく、適度(基準値130〜219mg/dl)にあって善玉と悪玉コレステロールのバランスが良いということが大切です。

■善玉・悪玉コレステロールってどう違うの?
悪玉コレステロール(LDL)はコレステロールを体の隅々まで運ぶだけが役目ですが、善玉コレステロール(HDL)は全身の不必要で余ったコレステロールを回収して肝臓にもどす、言わばお掃除屋さんの役目をしますので“善玉”と呼ばれています。
悪玉・善玉コレステロールともに、それぞれが大切な働きをしています。

■コレステロール値や悪玉コレステロールを下げる食生活
1.飽和脂肪酸を多く含む食品を摂り過ぎないようにする:飽和脂肪酸はコレステロールの合成機能を高め、善玉コレステロールの働きを鈍らせます。(肉類の脂身、乳脂肪分の高いバター・チーズ、卵黄、チョコレート・ケーキ、揚げたインスタント麺など)
2.不飽和脂肪酸を多く含む食品を摂る:不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを減らし、血中のコレステロール値を下げます。(あじ・さば・さんま・いわし・まぐろなどの背青魚、ごま油・オリーブ油などの植物油、大豆製品、ナッツ類など)
3.タウリンを含む食品を適度に摂る:いか・たこ・えび・貝類・うにはコレステロールを多く含む食品ですが、コレステロール値を下げる働きのあるタウリンも多く含み、相乗効果があります。
4.植物繊維を多く含む食品を摂る:腸からのコレステロール吸収を防いで、対外に排出します。(根菜、緑黄色野菜、きのこ類、海草、豆類など)
5.食べ過ぎ・飲みすぎに注意する:カロリーの摂りすぎは体脂肪として蓄積され、悪玉コレステロールを増やす原因になります。
6.運動不足にならないように注意する:適度な運動は脂肪の代謝を促進し、悪玉コレステロールを減らしてコレステロール値を下げます。手軽に継続できるウオーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

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