季節の健康と食秊
◇第18回
老化をくい止め、いつまでも若々しく!〜アンチエイジング〜
いつまでも若々しく健康で長生きすることは万人共通の願いです。最近、「アンチエイジング」という言葉があちこちで聞かれますが、「アンチ=対抗する」「エイジング=老化・加齢」という意味から、老化・加齢をくい止めて若々しく元気に生活しようということです。今号では、“老化をくい止め、若々しく生活する”ための食生活についてご紹介しましょう。
■「老化」はなぜ起こるの?
最近の研究から、「遺伝的なもの」を除くと、「老化」の原因は以下の3つが原因と言われています。
1.成長ホルモンの低下:成長ホルモンは体の発達を促す役割をして、蛋白質の合成を促して筋肉を作る・カルシウムなどミネラルの利用効果を高めて骨を成長させる・エネルギー・新陳代謝を高めてダイエット効果がある・免疫力を高めて細胞を若々しく保つなどの働きがあります。成長ホルモンは20代をピークに加齢とともに減少し、筋肉や骨量が低下する・代謝機能が低下して肥満になりやすくなって成人病や動脈硬化を促進する・免疫力が低下して細胞の老化が進むなどの症状を引き起こします。
2.細胞の酸化:細胞を酸化させる原因は活性酸素です。細胞が酸化されると、皮膚や内臓、血液、骨など体全体の機能が老化して、生活習慣病など色々な障害を引き起こします。
3.肥満:加齢にともない、筋肉量が減って基礎代謝量が減少するために太りやすくなりますが、年齢に関係なく、不規則で栄養バランスのわるい食生活や運動不足、ストレスをためるなどすると新陳代謝が低下して太りやすくなり、免疫力が低下して生活習慣病や動脈硬化を促進し、老化を加速させます。
■「老化」を防ぐ食生活のポイント
1.成長ホルモンの低下をくい止める:アミノ酸の一種であるアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進させることが分っていますので、アルギニンの摂取が有効です。また、成長ホルモンは睡眠中に分泌されますので、充分な睡眠をとることも必要です。アルギニンを多く含む食品は、納豆・大豆加工品、魚や肉類の動物性蛋白質、ごま、小麦胚芽、ナッツ類、海苔などがあります。
2.活性酸素を除去:加齢とともに体内に存在する活性酸素除去酵素の量も減少しますので、抗酸化作用のある食品の摂取を心がけましょう。抗酸化作用のあるのは、カロテン(うなぎ、レバー、緑黄色野菜、卵、チーズなど)、ビタミンC(ローズヒップ、緑黄色野菜、いちご、柿、キウイ、パパイアなど)、ポリフェノールの一種のアントシアニン(ベリー類、カシス、小豆、黒豆、赤ワインなど)、ビタミンE(うなぎ、かつお、背青魚、アボガド、アーモンド、植物油など)などがあります。
3.肥満を予防する:三食規則正しく栄養バランスの良い食事、暴飲・暴食をしない、規則正しい生活、ストレスをためない、適度な運動を継続してエネルギー代謝を促進するなどに心がけましょう。
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