女お役立ち 調理のコツ&ヒント!裂
◇第6回
トロミをつけると料理は冷め難い
〜寒い季節になりました。ちょっとのコツであったかな食卓を!〜
「温かい物は温かく!冷たい物は冷たく!」がお料理をもてなす時の心遣いですが、温かい物の温度を保つのは意外に難しいですね。
思い浮かべてみてください。冬場のお料理には結構トロミのついた物が多くありませんか?これは味をしっかりからませるだけでなく、もう一つ大切な役割があります。それは、お料理が冷めるのを防ぐことです。トロミをつけることで、冷めるまでの時間を長くする心遣いが、寒い季節のお料理には込められています。
料理によってトロミをつける粉にちがいはあるの?
■和風料理には、「くず粉」や「片栗粉」を使います。「くず粉」は「片栗粉」に比べて透明感があり、時間が経ってもトロミが安定するのが特徴です。くず粉は葛(くず)という植物の根からとる澱粉で、現在では葛が少なくなって高価なため、家庭では「片栗粉」で十分です。また、季節感を重視する和風料理のあんは、寒い季節は濃口醤油で仕上げた『べっこうあん』、暖かい季節は薄口醤油で仕上げた『銀あん』とあんの味や色にもこだわります。
■中華料理には、「片栗粉」が使われます。「片栗粉」は本来、かたくりというユリ科の植物の根からとった澱粉ですが、現在ではほとんど生産されておらず、市販されている「片栗粉」のほとんどはじゃが芋の澱粉で造られています。
■洋風のお菓子には、トウモロコシ澱粉の「コーンスターチ」を使いますが、料理には小麦の胚乳をひいた粉の「小麦粉」を使います。
トロミを上手につけるコツ
■「片栗粉」「くず粉」は、粉に対して倍量の水で滑らかに溶かし、煮立った煮汁をかき混ぜながら「水溶き片栗粉」を糸状に垂らしながら溶き延ばします。慣れないうちは、 いったん火を止めてから「水溶き片栗粉」を滑らかに溶き延ばし、再び火をつけて煮立たせると上手にトロミがつけられます。
■「小麦粉」でトロミをつける場合は、バターで野菜を炒めて「小麦粉」を加えて炒め合わせ、ルーを作りながら料理にトロミをつける方法と、「小麦粉」とバターを1:1の割合で練り合わせた『ブールマニエ』をシチューやソースの仕上げに溶き入れてトロミをつける方法があります。『ブールマニエ』の目安は、水分1カップに対してポタージュなら小さじ1杯強、シチューなら小さじ2杯程度を加えるとよいでしょう。
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