
日本で飼育されている豚はどのぐらいの種類がいるんですか?
更新:2016/05/23
日本で飼育されている豚はどのぐらいの種類がいるんですか?
世界では現在300〜400種類の豚が飼育されているんだ。日本で飼育されている代表的な品種には、大ヨークシャー、中ヨークシャー、バークシャー、ランドレース、ハンプシャー、デュロックなどがある。品質がよく優れた豚にするため、これら6品種の長所を生かした交配がおこなわれており、私たちが食べている豚肉のほとんどは、交配された豚のお肉なんだよ。
なんで交配をするんですか?
豚の場合は、牛などと違って純粋種は非常に少なく、肉用種のほとんどが主要6品種を交配した交雑種なんだ。交雑種にすることで、それぞれの品種の良い特徴を引き継いだ豚をつくることができ、さらに純粋種よりも強健になると言われているんだよ。
そうなんですね。では、交配した豚ばかりなんですか?
交雑種ばかりではなく、数少ない純粋種の中では「かごしま黒豚」などに代表される黒豚(純粋バークシャー)が有名だよ。黒豚はほかの品種と掛け合わせると、本来持っている独特の品質が損なわれてしまうため、あえて交雑していないんだ。