
最近とっても暑いですけど、こんなに暑いと食中毒とか心配ですね。
更新:2016/08/17
最近とっても暑いですけど、こんなに暑いと食中毒とか心配ですね。
食品の腐敗や細菌の増殖を防ぐためには、細菌が増殖しにくい温度で管理することが最も重要なんだよ。食肉などの生鮮食品は、冷凍もしくは冷蔵し、低温の状態を維持したまま食肉生産から加工、製造、流通、販売の段階を経て消費者の手に届けられるシステムがとられているよ。このシステムはコールドチェーンと呼ばれているんだよ。
へー。そんなシステムがあるんですね。具体的にはどのように管理されているんですか?
例えば、食肉のカットやパッキングなどの作業を行う現場では、肉そのものの温度を0℃前後に保ち、作業場も低温に保たれた中で、迅速な作業が行われています。その後、製品は冷蔵車で搬送され、店頭では庫内が10℃を超えないように管理されているんだよ。
家庭での注意点としては、生肉はラップに包んで冷蔵庫に保存する(パーシャル室やチルド室など0℃前後が理想的)、調理の際には十分に加熱する(肉の場合は内部温度が75℃以上になってから、さらに1分以上加熱)などが、とても大切ですよね。
そうだね。汚染した食肉から包丁やまな板の汚染が起こり、サラダなど生鮮食品が汚染される危険性を防ぐため、調理の順番や調理器具の衛生にも気を配る必要があるよ。