伊藤ハム株式会社 | 生産技術職
K・I 2014年入社
私の部署ではローストビーフ、焼豚などの商品を製造しています。私は、原料の整形処理、調味液の製造などを担当していますが、高品質な商品を効率よく製造できるよう日々取り組んでいる改善活動の効果が数字に表れた時はうれしいですね。逆にトラブルやミスが起きた時は自分の目で確かめ、何が悪かったのか真の原因を探り出せた時もやりがいを感じます。
私たちが扱っている原料は生き物なので、産地や部位によって特性が変化します。それらを同じクオリティの製品につくり上げることには困難が伴います。しかし、「伊藤ハム」の商品として全国のお客様の食卓に届くのですから、ブランドに恥じない高いレベルの品質に仕上げなければなりません。そのための勉強が日々続きます。また、現場にはアルバイトやパートの方々、外国人労働者もいるので年齢性別国籍もさまざまな人とのコミュニケーションをとる能力も磨かれてきました。
当社には若手の段階からさまざまな経験をさせてもらえる風土があり、人として技術者として、成長していくことができます。私が就職活動をしていた時、当社の先輩の話を聞いたことがありました。当時大学生の私と数年しか歳が離れていないにもかかわらず、誇りと責任をもって仕事に取り組んでおられる姿を、とてもかっこいいと感じたものです。特に今の私が魅力に感じるのは、海外で働くチャンスがあるということです。実際、私は2018年の9月~12月、アメリカでの海外研修を経験しました。海外で長期滞在するのは初めてだったので、最初は生活に慣れるのも大変でした。
もちろん研修といっても、現地の工場に入って仕事を通じて学んでいくことになります。言葉の壁がある中、初めて入る現場で製造上の問題点などを抽出しなければならず、最初は何をすべきか全く分からないところからのスタートでした。とにかくPDCA(Plan Do Check Action)サイクルを実行し、計画的に日々の業務に取り組みました。また、海外の原料処理工場を見学することで、帰国する頃には原料の知識が深まりました。
長期間研修生としてアメリカに滞在したことで、日本では経験することができない文化の違いなどを実感し、とても刺激を受けました。積極的に現地の人とコミュニケーションをとるようにして、毎日英語を話す日々でした。宿舎に帰ってもオンライン英会話で毎日勉強し、英語力はかなり身に付いたと思います。こうした経験で得た自信の上に、新たな目標ができました。それは、日本だけでなく、海外でも通用する人材になること。これからは現場で問題解決を図りながら自分の能力を向上できるよう努力していくつもりです。
私たちが製造した商品は、身近なスーパーなどの店頭に並びます。実際にお客様が手に取り、購入しておられるところを見ると、モチベーションの高まりを非常に感じます。そのときの感激を原動力に、自分が目指す技術者像に少しでも近づけるよう頑張りたいと思います。
入社当初、包装機のオペレーターの仕事を担当しました。包材交換、作業の進捗確認、外国人を含む従業員への指示、製品の良否の確認……など。なかには単調な作業もあり、覚えなければならないことがたくさんあって身体的にも大変でした。でも一つ一つの単調な作業にも意味があると教わってからは、やりがいを感じるようになりました。また、食を扱う仕事に携わっていることの責任感も芽生えました。
身体を動かすことが好きで、休みの日にはサッカーやフットサルをしています。冬にはスノーボード。また音楽が好きなのでフェスやライブに行ったりもします。最近はゴルフも始めました。上達できるように頑張っています。