伊藤ハム株式会社 | 営業職 量販店担当
S・K 2017年入社
スーパーなど主に量販店のお得意先様に自社商品を提案・販売し、売上・シェアの拡大を図ることがわれわれ営業部の使命です。自社商品だけが売れたらそれでよいのではなく、お得意先様の売上拡大を図ることも私たちの目的です。そのためには、お得意先様とのコミュニケーションを通じて、市場・商品・価格などについての情報交換が最重要です。私は担当する店舗に頻繁に伺いお得意先様からニーズをお聞きし、それに寄り添った企画提案・商品提案・売場演出などができるよう努めています。
新人の頃は、商品知識を身に付けたり、お得意先様を分析しながら、上手く商談するのが難しく何度もつまずきました。言葉の伝え方次第でプラスにもマイナスにもなるので、相手にどのように伝わるのか考えてから発言するよう注意しています。また、食品に限らず、人から商品を勧められる際、自信なさげだと買いたい気持ちにはならないもの。そのため自信を持って商談ができるよう事前準備に力を入れています。
大手のお得意先様は何人かのチームで担当します。思い出に残っているのが入社2年目の12月の営業活動です。どのような商品を、どのような売り方で販売すればいいのか、チームでミーティングを重ね、プランを提案し、お得意先様の了承をいただきました。けれども人が絡んでいる以上、イレギュラーな問題やトラブルも起こります。このときも情報共有が徹底できず、実施方針が末端の店舗まで行き渡っていませんでした。ただ、チームでの擦りあわせは早いうちからできていたので冷静かつ効率的に対処できました。一店舗ずつフォローに走り、場合によっては自らトラックに乗って商品を運ぶこともありました。おかげで販売計画は大成功。私は入社後初めて、チームで売上予算を達成することができました。その喜び、達成感は大きかったですね。この経験で、問題に直面した際も、どっしりと構えていられる度胸が身に付いたのではないかと思います。
長い期間を経て多くの部門の方々からつながれてきた商品というバトンをお得意先様につなげるアンカー、それが私たち営業です。責任重大ではありますが、その先にあるお得意先様の笑顔を唯一直接見ることができる職種でもあります。また、店頭で最終消費者のお客様から「ありがとう」と、お言葉を掛けられたこともあります。こういった経験は他の職種では得られないものだと思います。
当社では「食」について、営業・生産・研究・物流など多種多様の関わり方ができます。また、若手でも発言しやすく、アイデアを発信するチャンスが多いので、将来的には営業経験を活かして、他部門や他部署で、また違った目線で伊藤ハムの商品に携わりたいと考えています。ただ、営業で学べることは尽きることがありません。まずは営業として社内外から信頼され、責任ある仕事を任せていただけるような人材に成長していきたいと思っています。
右も左も分からない状況の中、自分のことで精一杯でお得意先様のことを顧みず商談を進めてしまい、「それは商談じゃない、押し付けだ」とお叱りを受けたことがあります。そのときは上司に相談をし、商談に同席していただくなどして、至らない点や改善策などを指導いただきました。以後、報告・連絡・相談を習慣づけるようになり、上司から気に掛けていただける機会も増えました。
海外旅行にハマっていて、年に数回は友人と旅に出ます。英語は全くと言っていいほど話せませんが、言葉の壁は案外ないものです。ご当地グルメを食べたり、観光したりすることでいい刺激をもらっています。そんなときでもスーパーや露店などに行って価格や陳列方法などの「市場調査」をしてしまうのは職業病ですね(笑)。また、身体を動かすことが好きなので、最近は退社後、ジムに通うことが日課になっています。