伊藤ハム株式会社 | 生産技術職
T・S 2011年入社
当社発展の礎を築いたともいえる「ポールウインナー」を製造しています。ウインナーソーセージの製造には、味付け、充填、加熱、包装・箱詰めの工程があって、私は充填工程を担当しています。大学時代から研究開発よりも、ものづくりに憧れていた私にとっては希望通りの職場です。今も生産現場でものづくりの喜びを実感しています。
入社5年目にして最年少で「ポールウインナー」の新しい現場のリーダーを任せてもらえたことが私には成長の機会となりました。生産ラインの管理という責任の重い仕事で最初は不安でしたが、上司や周りの人にフォロー、アドバイスをいただきながら、少しずつ技術者として力がついてきたのではないかなと思っています。今後は他工程も経験し、前後の流れをしっかり把握することでライン全体の改善を目指していきたいですね。
新人時代は与えられた指示通りやっていればいいという意識でした。しかし、リーダーに任命されてからは、チームを引っ張っていく責任ある立場なのだという自覚が生まれました。受け身ではなく自ら積極的に動かなければ責任は果たせません。「知識だけで語るな」「現場にもっと足を運べ」と上司に助言されたことでも意識が変わりました。トラブルが発生したと聞いたら担当外のラインであっても出向きます。自分の目で状況を確かめて、修理を担当する機械メーカーの技術者とも話をして、現場で吸収した知識と経験をもとに自分の頭で考えるようになっていきました。全ての工程は上流から下流へとつながっていて、各工程の機械の能力にはばらつきがあります。そのなかでいかに効率を高めていくか。それが大きな課題です。問題点を一つ一つ洗い出して改善していく。その繰り返しです。人の動きについてもルールを定めて、それを全員で徹底していくことが大切。上司や仲間といっしょに改善に挑む毎日です。
当社は食品メーカーです。お客様が口にされる食品をつくっているわけですから、現場で作業する一人ひとりが品質を意識しなければなりません。現在は職場のルールを定め、作業を標準化して文書に残す業務に取り組んでいます。これにより新しい作業者が入っても品質・安全に問題のない製品を安定して製造できる仕組みを整えたいと考えています。目標は今より上級の役職に就くこと。自分の責任でやれる範囲が広がり、仕事がより楽しくなるのではと想像しています。今の職場には「課長が気づけば現場が動く」と言われているすごい上司がいるので、その方をお手本にしてレベルアップしていきたいですね。まずは目の前のことを一つ一つ責任をもってやり遂げ、周囲に認めていただけるように努力していくつもりです。
新人時代、ほとんどの仕事を任せてもらえたのはよかったのですが、業務を理解し、ミスなく作業することに苦労しました。他部署まで含めた仕事の流れを理解するよう努力し、周囲の人たちと積極的にコミュニケーションを取ることで助言が得られ、何とか乗り越えることができました。結果として工場内で多くの方々と面識を持て、広い視野で仕事を進めていく姿勢もできました。
趣味とはいえないかもしれませんが、同期、先輩、後輩とよく飲みに行きます。出身が九州ということで関西にあまり知り合いがいなくて最初は不安でしたが、飲み会のおかげで職場のみんなと楽しくやれています。また休日は大好きなラーメンの食べ歩きをして過ごすことが多いですね。