伊藤ハム株式会社(本社:兵庫県西宮市、社長:河西力)は、環境活動の取り組みの一環として、西宮工場(兵庫県西宮市)に新技術を使用した太陽光発電設備(長さ62.084m、予想年間発電量3万kW)を導入。2月25日より試験運転を、3月12日からは本格的に稼働を開始しました。 当社は、事業活動を通じて環境に配慮し、その保全と社会との共生を図る活動を推進してきましたが、この度地球温暖化防止に向けた取り組みとして、太陽光発電設備を設置することにしました。設置にあたり、新技術として注目される集光型球状シリコン太陽電池を採用することで、従来の平板シリコンに比べ発電効率は同等で、シリコンの使用量は1/5~1/7に削減され、限りある資源を有効に活用しました。 また、集光型球状シリコン太陽電池は、設置角度が60度(20~30度が一般的)でも高効率の発電ができるため、省スペースでの設置が可能となっています。 全長約60mの太陽光発電設備は、地域の方々が環境問題を考えるきっかけとなることを願いJR神戸線沿いの見通しの良い当社西宮工場屋上南側に設置しました。 なお、システムの導入にあたっては、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「平成20年度太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の新型モジュール採用型として共同研究を実施しています。