1.食中毒は家庭でも発生します
食中毒は家庭での食事でも発生します。食中毒を防ぐためには、食中毒菌を食べ物に「つけない」、「増やさない」、「やっつける」ことが大切です。そのための6つのポイントを説明します。
2.食中毒予防のポイント
ポイント1 食品の購入
ポイント2 家庭での保存
- 冷蔵や冷凍の必要な食品は、帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
- 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。目安は、7割程度です。
- 冷蔵庫は10度以下、冷凍庫は、-15度以下に維持することが目安です。
- 肉や魚などはビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁などがかからないようにしましょう。
- 肉や魚、卵などを取り扱う時は、取り扱う前と後に必ず手を洗いましょう。
ポイント3 下準備
ポイント4 調理
ポイント5 食事
ポイント6 残った食品
3.お肉はよく焼いて食べましょう
牛、豚、鶏などの家畜の腸内には、食中毒の原因となる腸管出血性大腸菌やサルモネラ属菌、カンピロバクターなどの菌が存在し、と畜場でお肉にする過程で、お肉やレバーなどに付着してしまうことがあります。また、豚はE型肝炎ウイルスに感染している場合もあります。このため、新鮮なものかどうかに関わらず、生で食べると重篤な食中毒にかかる危険性があります。細菌やウイルスは熱に弱いので中まで火を通せば死滅し、安心して食べることができます。
特に小さなお子さんや高齢の方は重症化する可能性が高くなるので気をつけましょう。
4.おもな細菌性食中毒の要点