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2005/08/11
豪州・ロックデールビーフ社、 中国で販売開始&日本の特定JAS取得

世界に認められる「安全・安心」
豪州・ロックデールビーフ社、
中国で販売開始&日本の特定JAS取得

 伊藤ハム株式会社(本社:兵庫県西宮市、社長:伊藤正視)の豪州における子会社であるロックデールビーフ社(所在地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州リートン郡)は、昨年日系資本の工場としては初めて中国政府による牛肉輸入認定工場となり、今年7月より中国・北京において牛肉の販売を開始しました。
 平成13年にWTOに加盟した中国政府は、輸入制限をしていた豪州産牛肉と羊肉の輸入再開を決定し、昨年には中国政府の検疫官が豪州の食肉工場を視察、審査し、認可工場を選定しておりました。現在は35ヶ所の工場が牛肉・羊肉の認定工場となっていますが、ロックデールビーフ社の工場は、日系資本としては初めて認定され、かつ、35ヶ所の認定工場の中でも、まず昨年最初に認められた16工場の中に入ることができ、中国政府からも同社が持つ高い衛生基準が認められました。
 ロックデールビーフ社は平成元年6月に伊藤ハムの直営として設立され、豪州における大規模フィードロットとして肉牛を生産しています。同社が生産する牛肉は、現在中国市場で販売されている牛肉と比較すると価格も3倍程度と高価格となりますが、高品質であり、おいしい牛肉を食べたいと思う中国の富裕層や在留邦人にとっては、今回の販売開始は朗報ととらえられています。ロックデールビーフ社としましては、当面販売ターゲットを富裕層に絞り、市場の反応を見ながら販売を拡大していく予定であり、5年後年商10億円を目標としています。また、既に韓国など他のアジア諸国にも販売しており、今回の販売を端緒にさらに日本以外の国への販売を拡大し、現在は売上のうち80~90%が日本向けで占めていますが、将来的には日本向けを50%とし、豪州国内向けを20%に、そして中国など第3国向けを30%にすることを目標にしています。

 また、ロックデールビーフ社は6月13日に、農林水産大臣に登録認定機関として登録された「アイシーエス日本」より、特定JASの認証を取得しました。特定JAS牛の出荷頭数は、当初は月間200頭と全出荷頭数の約3%ですが、その後は市場の需要にあわせ増やし、2年後には月間400頭を目指しています。
 伊藤ハムの直営牧場では、昨年12月にニュージーランドのファイブスタービーフ社が既に特定JASの認証取得をし、月産200頭の出荷頭数が可能となっています。
 今回の豪州における認証取得で、伊藤ハムとしてのオセアニア地区での特定JAS牛の出荷頭数は月間400頭と日本最大規模となり、伊藤ハム直営牧場の「安全・安心」は一層充実することとなります。
 なお、特定JASの情報については、伊藤ハムのホームページ上の「安全・安心システム」(http://www.itoham.jp/farm/anzen/index.html)において公開します。


<本件に関するお問合せ先>
伊藤ハム株式会社 ミートディビジョン
海外事業ユニット
岸田、三枝
TEL 03-5723-6210
FAX 03-5723-2125